幼稚園生活1ヶ月後の中国語

むーとりょーのふたりで幼稚園行ってくれたらいいのに

 心配そうなりょー

昨日お迎えに行ったら先生が俺を見るなり、重大な打ち明け話をするかのような神妙な面持ち&声音で「お母さん、むーはおうちでも中国語を話していますか…?」と俺に聞くのだ。
いいえ!日本語です!と答えたら

「そうですか…。実は今日、教室の移動中に掃除のおばさんに会ったとき、むーが自分から『阿姨辛苦了(おばさんお疲れ様です)』って言ったんです…」

えー!好恐怖ー!とひどいリアクションをする俺に先生は怪談話をするように「老師が促さなくても言ったんです〜」。先生たちも驚いたらしく、連絡帳にも別の先生による同じストーリーが綴られていた。

老師の話の導入部分が怖かったのでてっきり「中国語が話せないにもほどがある、家でも話せ」とか「三字経を口にした。家でどんな会話をしているのだ」とか、怒られるんだと思ったから緊張したぜ。誰に似たのか息子が優等生キャラで助かるぜ。

で、さらにその夜ブラインドを閉める俺の背後でむーが「ママ?太陽是従那邊出来的ま?(太陽はあっちから出るの?)」とスラスラーっと…。わたくしおそらくそのとき、お化けを見るような目で息子を見てしまったと思います。「なんですか急に…」と言うと息子はへらへらしながら「太陽(Taiyang)は〜、たいよう、のいみよ〜」「…ありがとうそれは知っています。じゃなくて、なんで急に太陽なの…」「ん〜幼稚園でね〜…。まあいいやと途中でまさかの説明放棄。太陽が、太陽がどうしたのさ?!それがあなたの初中国語文章よ?!ママもっとくわしく知りたい!!!

ご主人が台湾人で同じ年頃の子を持つお友達も「老師が子供が中国語わかっているって言われても眉唾だよね」と言っていて、あたしも絶対状況判断だよね〜つられてやってるだけだよね〜などと言っていたんですが、ここへ来てどうやら、ほんとにわかってるっぽい、と知りました。わかってなきゃできない作業をこなしてるらしいし、ふとしたときの受け答えとか言い逃れもネイティブっぽくなってきてる(気持ち悪い)。やっぱこういうの見ると、語学学校行ってるだけじゃ言語は身につかねえわ!と思うねホント。

太陽の謎は老師が連絡帳に書いてくれた。お昼寝から目を覚ます時間にブラインドを開けるときにいつも老師と園児が「太陽出来了〜(太陽が出たよ)」って言い合うお決まりの掛け合いをやるんだそうだ。