トイレ話

息子は赤ん坊のころ掴み食べをまったくしなかったほど綺麗好きだったので、彼の性格上トイレトレーニングはあっさりできるだろー思ったら、そうでもなかった
教えねーんだわ、尿意を。つーか本人もいつ出るかわかんないっつーんだわ。知らずに出ちゃうらしいんだわ。オムツの安心感が大きすぎて、そういうの気づかなくていい暮らしが長すぎて、急に尿意を教えろって言われてもピンと来ないらしい。

そこからかよ…。参ったわ…。オムツしてると全然ダメ。トイレ誘ってもすでにしたあと。おまると一緒に頂いたトイレトレーニング用の尿パッド(濡れた感じがするらしい)もダメ。濡れた感じなどどこ吹く風。便座に坐ることができる、の上の段階に行けない。坐るだけでまったく出ないのだ。水音を聞かせたり、おまるに座らせて水入れたコップに手を浸けさせたりもしたよ…でもダメ。

そこで台湾流トイトレ奥義、オムツいきなり外しの術の登場ですよ…。幸い布パンツは「これかっこいいじゃん」と気に入って履いたので移行は楽でした(なにしろ彼の好きなCarsとトミカと新幹線で揃えました)。布パンツで濡らさせ続けて、漏らし嫌悪を植え付け、いつか便座でうっかり尿が出るのを待つしか無い!という戦況。「尿意とかその予兆がわからないなんて子、けっこういるんですか」とトホホ顔で訊く俺に老師は「いくらかはいます」。あ、やっぱあんまりいないんだ…。トホホホホ…。そんで先生もっと本気出した。

幼稚園での室内履きまで毎日持ち帰るほどビッショビショになる毎日。帰宅したむーとまず向かうのは3階の洗濯場… 除湿機を洗濯物乾燥モードフル回転でやっと翌朝パンツの替えが用意できる綱渡りの日々。これが長引いてストレスになってオムツがいいとか言い出したらどーしようと心配し始めていた、その矢先

老師が超興奮して「むー今日便座でおしっこ出ました!!!」

帰宅後も、家のおまるでもできた。成功@家の2回目には牛乳飲んでたのに急に立ち上がって「ママ一起尿尿ば」って言いながら彼の足はすでにトイレに向かっていた。こっちが誘わなくても自分から申告するなんて…牛乳飲む3分前にはおまるに座って不発だったのに。いやあ急に進歩しましたな。本人もすっごい得意げで。一度できれば、分かるんだろうねえ。分かるまでが長いんだねえ…。そして老師、やっぱすげーわプロだわー成し遂げるわー

あー、思い出すわ。歴代の犬たちのトイレトレーニング。この達成感、久々…!!!