【鉄必見】鐡道博物館@苗栗
- 台鉄苗栗駅から徒歩すぐです。トイレは古びた公衆トイレが駐車場内にあるだけなので駅または近くのお店で済ませるほうが無難です。
- 鉄道博物「館」といっても屋根があるだけの屋外です。
- 台湾鉄道管理局の公式紹介サイトはこちらから。
- 紹介文の最後にあるリンク先は一般の方の個人ブログです。写真豊富。
息子・乗り鉄・2歳半(当時)がノリッノリで「ママ!カメラっ!」とうるさかったです。警備がユルく(無人)、無料で、いっくらでも見放題です。線路と台鐵苗栗駅に隣接しているので台鐵が誇る自強號や莒光號も見放題。やったね☆
実際に見る蒸気機関車は「これを石炭燃やして走らそうとか頭おかしいんじゃないの?」と呆れるほどの重量感で、バカだなアメリカ、とマジで鼻白みました。日本も似たようなの作って走らせてましたけどね。
でけーよ
阿里山へ郵便物を運ぶよ
なにもそんなところに郵便物入れをくっつけなくても、と思いましたが、停車時の積み下ろしの時間短縮のためだったんでしょうね。違ったりしてね。ははっ、知らねえよ俺鉄じゃねえし
ノスタルジックな旧駅舎?と車両庫(勝手に覗いたYO)。修理用車両や貨物車両もいくつか停まっていてこれもたぶん勝手に見てOK。乗っちゃダメだよ。新幹線の止まらない苗栗の、莒光號を褒め称えるスローガンが寂しく映りました。
さて、別に鐵でもなんでもないけどひとよりちょっと宅なわたくし(三十代半ば)が興味を持ちましたのが、展示されいていた車両の、製造プレート(たぶん)です。新しめのものには三菱とかHITACHIとか書いてあるんですけど、「台糖虎尾總廠 修護所」の文字が気になった。製糖会社「台糖」と鐡道にどんな関係が。そして虎尾ってどこ。
台湾の鉄道の歴史は台湾の特産物の歴史でもありました。「台糖」は日本統治時代は「大日本製糖株式会社台湾工場」として砂糖を生産していました)。その砂糖の輸送を担ったのが蒸気機関車です。当時の写真はこちらbyデジタルアーカイブス台湾。蒸気機関車の修理工場まであったんだからすごいよねー。余談ですがわたしの曽祖父は当時ここに勤務していたらしく、当然下っ端だっただろうに、札束を押入れ無造作に突っ込むほど稼いで帰ってきたんだそうです。台湾製糖バブルのすさまじさを物語っていますね。
この台糖虎尾總廠、現在は公園になっているみたい。観光客向けに開放されているそうです。その園區のなかに糖業文物館があり、鉄道関係の資料と車両もいくつか展示されているようですが、7日前までに予約が必要だそうです。連絡先と所在地は文化局サイトの紹介でご確認ください。福沢諭吉の紹介で三井銀行に入ったあと大日本製糖株式会社の社長に就任し台湾製糖業の礎を築いた藤山雷太氏の収集品を多く展示しているんだってさ。この藤山雷太氏、知らなかったんですが東洋の砂糖王と呼ばれた有名人なんですね。
さらにマニア向けにこの台糖虎尾總廠があった当時の鉄道路線図がこちら。看橋工房さんのHPから。画像にカーソルを合わせると拡大されます。キーボードの矢印で移動できます。資料がすっごい膨大で分類もマニアックすぎて迷子になったよ
というわけで鐡道博物館から大いに脱線しましたが、みんな行きたくなったよね!台糖虎尾總廠!