車輪ラブ

 会議中

息子にルージュの伝言を歌えと言われた。魔女の宅急便のオープニングで見て、好ましい印象が残ったらしい。
しかし魔女の宅急便という単語が彼の辞書に無く「ママ、ひとりで飛行機のお歌歌って、ブタしゃんが赤い飛行機乗るのお歌よ。黒いネコしゃんもいるのよ」完全に紅の豚が混ざりまくっていた。息子が俺に加藤登紀子のマネでシャンソンを歌うことを望むわけないな…と連想ゲームで正解に至りました。そもそも紅の豚はバトルシーンを怖がってろくに見ない。

なんでルージュの伝言を気に入ったのかと思ったら歌詞でした。「あのひとのママに会うために/いまひとり列車に乗ったの/黄昏迫る町並みや車の流れ/横目で追い越して」なんとわずかワンフレーズの中に「列車」「クルマ」「追い越し」という、車輪好き男子が聞き逃さないであろう単語が散りばめられていたのです!よく気づいたもんだよ。

そして彼は歌うのですが「あのひとの〜くるまにのった〜の〜♪ひとりで〜のった〜の〜♪」とんだ尻軽女の歌に変貌していました。バブルのにおいがするぜ。

 どこでも遊ぶ

何歳までちっこいクルマで満足してるんでしょうね。忘れないで!そのまっさらな心!