産科VS小児科

腸病毒はそもそも幼児の間で流行する夏カゼなので、大人である妊婦が感染してもどうってことないというのが産科のコンセンサスらしい。

たとえば最近大流行した手足口病に関して日本産科婦人科学会は公式に[http://www.jaog.or.jp/medical/document/h_f_m_disease.pdf:title=「べつに妊婦が感染してもどうってことないから」とする見解を表明@2013年7月。読んでみると書いてある内容はそこまでだいじょうぶっぽくなくなくない?なかんじで微妙だけど。
あたしも妊娠初期に産科医に「上の子が幼稚園でよく病気をもらってくるんですが、妊婦が感染するとやばい超病毒はどれとどれですか」と聞いたんだけど「う〜ん、どれも別に…。手洗い徹底して気をつけてください〜」という煮え切らない返事で。実際カゼやら超病毒やらになっても「赤ちゃんは羊水の中なのでお母さんが多少熱出しても大丈夫ですよ」ってかんじで、息子が病気になったら妊娠中だからって世話や看病から離脱できるわけじゃないし、じゃあもう気にしてもしょーがねーやと思ってたんだけど。

でも今回小児科のお医者さんにヘルパンギーナは治っても今後1ヶ月は排泄物から菌が出ますので、お母さんは妊娠中ということで特に気をつけてください」って言われて。えっ影響ないんじゃないの、と思いつつ「実は息子の発熱に1日遅れてあたしも3日寝込んでます…」と言ったら先生の目の色が変わったんだよねえ。口開けさせられて。「お母さんは感染していないようですね。でもこれから気をつけてください。ウィルスはお腹の赤ちゃんにも影響しますから」って。

それ聞いて、あーこの先生は小児科だから、産科とは違う立場でものを言うのだ、と気付いた。

産科は妊娠状態を継続させて産ませるまでが仕事だけど、小児科はそのあと、赤ちゃんが出てきてからの問題を一手に引き受けるわけだから、問題の受け止め方が違うのだ。産科にダイジョーブダイジョーブ言われてたけど、小児科に「ダメだよ気をつけなさい」言われて、なんか目ぇ覚めたわ…