新兵器導入&読書感想文

もっとくれる?の顔

洗濯機が壊れました。ホースが壊れたのかと思って交換したところ、洗濯機本体の下のあらぬ場所から水がジャージャー出ることが判明。りょー大喜び。でも洗えるので気にせず使っていますが、この中途半端な壊れかた、非常に腹立たしい。

■道具の威力
お散歩中に引っ張られるのがガマンならず、ついにトレーニング用のチョーカー購入。チョーカーとはその名の通り、引っ張ると首が絞まってチョーク(動詞。グエッてなること)するというネックレスみたいな鎖状の首輪。犬が引っ張らなければ緩んで苦しくない、という仕掛けです。208元也。士林のペット屋で残りわずかだった。いろいろ探していたんだけど、タイワンで売っているものはどれも同じで品質がおそまつです。なので選り好めずにとにかく購入。

しかし帰宅してみたら、首周り実寸40センチのりょーちんに50センチのチョーカーは長すぎた。くそう…。でも45センチのチョーカーでは短かすぎるかと思っちゃったんだよ。交換できるけど、45センチのは鎖幅が細いので、なんか不安だし、首が絞まったときに太いほうが痛くないはずなので、この太いのでいいや… ←この考え方ではなんのためにチョーカーを導入するのか分かりゃしません。この甘さがバカ犬をつくるのではなかろうか。

ドキドキしながら朝のお散歩でチョーカー初挑戦。引っ張るのをやめると緩むように装着するのが肝心。じゃないと締まりっぱなしになってしまいます。自分の手首で確認してから、念のためいつもの首輪をしたまま、チョーカーつけさせた。引き綱をチョーカーの先の輪に引っ掛けて、歩いてみると

アラいいかんじー!

すごいすごい。なんというか、りょーは「不敢拉です、おねえさん」ってかんじ。そのうえチョーカーを気にしてイヤがったりしていない。いつものようにお散歩をしつつ、あまり引っ張られない。その差は歴然!!! すばらしい…!!! ああもっと早く実行すればよかった。散歩ダコができる前に。

欠点は、チョーカーの余った部分が20センチほどもあること。つまりりょーの首は実は30センチ位ってこと?どこ測ったんだよ俺。多分5センチくらい余らせてあるんだと思う(その旨表示しろペット屋)。その余り分、引き綱が長くなってしまうのが困ります。あと、チョーカーの素材が悪くて重いので、実際に締めなければいけない部位(アゴの付け根)からズリ落ちてしまい、肩のところで落ち着いてしまうため苦しくならず、締めても効かない点が不満といえば不満。まーこれはりょーの首が長いので仕方がないのかもしれないけど。あとやはりモノ自体のつくりが雑で、スムースに動かない。うーん。ナイロンとか皮でできてるやつもあるらしいのですが、こっちでは売ってないだろうなあ。この太さで短いやつ欲しいなあ。でもまあ、まずは慣れなきゃ(アタシが)。今日の散歩ではりょーの首しか記憶にないのでした。

帰宅してから遅出勤のオットにチョーカーのすばらしさを語ったら、「道具とはそういったものである」みたいなことをしたり顔で深く納得しながらうなずいて言った。突然のそのオヤジキャラはどこから来たんだい。

■続・悪魔の書
ねえさんがたが読破されたと知り(さすが!)、話題についていけないと悲しいので勇気を出して本編ナナメ読み敢行。

つまんねえ…

つーかなんなの?ドラマクィーンな筆者のケッコンまでの恋愛自分史のツッコミもままならないどうでもよさはさることながら、タイワンは汚くて臭くてどこもかしこもめちゃくちゃなので普通の日本人にはとても耐えられない、みたいな描写は。じゃあオメーが率先してゴミ拾いでもすりゃいいだろーがよ。そういうオチがあるなら文句ねえよ。誰も頼んでねえのにこの国に住みついてる人間が外国(日本)向けに勝手に負なタイワン書いてんなっつーの。「でもそこがタイワンのよさでワタシはダイスキなんだけど!」っぽいこと書き足したところで屁の突っ張りにもなってねーんだよ。あーでもむしろそう書くことで、そんな国に住んでいる自分のスゴさみたいなものを主張したいのかも。くっだらねえ。タイペイあたりで生ぬるく暮らしてるクセにおおげさなんだよ。

さらにこうしたタイクツなエピソードの合間合間にちりばめられた、若い頃から海外で生きてきたがんばり屋で欧米風フェミニストなワタシ的自己顕示箇所の気色悪さといったら没話説。誰もあなたのことなど知らないし知りたくないし知るだけの価値もない。Y姐さんの名言をお借りすれば、「いっそこいつが日本人じゃなかったらまだ救われるのに」。タイトルで騙されて買っちゃったひといるだろうなあ。後半でやっとタイワンの観光地とか食べ物とかについて触れるのだけれど、これもタイクツ。このひとほんとにジャーナリズム専攻したのかなあ。つーかマジでタイトルと内容が合ってないし。商魂たくましいというかあざといというか、こっちで会社経営してるらしいひとがこういうことでいいのかな。

毒づいてしまいましたが、タイワンを悪く言うヤツは配偶者であろうと許せないんですよ。個人などスペシフィックな事柄に関する批判は可(例:馬、連宋、国民党、外省人など)。しかしジェネラルに全体を批判するのは許さん(例:タイワン汚い、タイワン臭い、タイワンダサイ、タイワン人使えない、など)。ワタナベマリナちゃんでさえあれほど好意的にタイワンを書いたというのに、なぜこの女ごときがタイワン在住というだけでこんなにも軽薄な内容のタイワン本を出版するに至ったのか、読んでさらに謎が深まるトンデモ本でした。見た目だけじゃないってところはある意味評価に値する。