川、温泉&十八王公

ハンサムりょーちん

日曜日のこと。

■川へ行こう
オットとりょーの3人で、朝ごはん持って川へ。

ちょっとしたガケを下ると川に入れるところを見つけたので、行きたかったの。でもりょーとふたりで行ってなんかあったら困るので、オットを誘いました。りょーは初めての場所だからか、あまり遊びませんでした。

俺が姿を隠すと走るので、それで走らせれば少しは慣れて遊ぶかな、と思い、りょーが川原のニオイをかいでいる最中に、ちょっと離れたところに身を隠しました。りょーはしばらくしてニオイをかぐのをやめ、ふと振り返ってオットを見てしっぽを振り、「あれ?ママは?でもパパいるなあ?」という困惑の表情であたりを見回し、俺がいないと気付くとキリンになりました。かわいそうになって「りょーちんこっちだよーん」と顔を出したら、「ああー!そんなところにー!」と必死な顔で走ってきました。必死なりょーin 川。りょーはどこで見てもカワイイ。その後めでたく3人で川原を散策。りょーはがんとして川に入ろうとはしませんでした。つまらん。

帰りにガケを登るときに、りょーが行きはよいよい帰りは怖いになってしまい、俺がひとりでサクサク登っても、なぜか別の危ないルートで登ろうとして失敗し頼るような目で見るので、15キロ強はあろう犬に手を貸すのも上策ではないと思われる場所だったので、上から「りょーちんおいで!野山を駆け巡る犬だろうキミは!」と励ました。りょーはよせばいいのによりチャレンジングなルートで登り、あと1歩のところで進退窮まり、3秒ほどガケにへばりつくような格好になって焦りました(お互いに)。「がんばれ!あとちょっとだよー!」と励ましたら、ファイトー!イッパーツ!!! を髣髴とさせるがんばりで登ってくれました。感動しました。あありょーはなにをやってもカワイイ。「やったよ、登れたよー」と甘えるりょーをホメちぎっていると、後から登ってきたオットが

「りょーちゃん、運動不足」

オマエに言われたくないですよ!!!

帰宅後りょーを洗いました。逃げてもムダなのに抵抗しました。でも洗ったあとパパが遊んでくれて、意外といいかんじに遊んでいました。

■温泉に行こう
某日本人妻さん行きつけの、金山のTへ行こうということで。

あちらのお宅の経済状況がウチとは違うということに、もっと早く気がついていたら行かなかったかも。1時間半で2000元でんがな。カードキーで、部屋でBS見れた(それがどうした)。キレイなお部屋で、湯船がデカくてバタアシできた。満足。値段以外は(しつこい)。

■犬のみゃお
陽明山経由で行ったのですが山道はキツく、平地ばかりの南国育ちな俺は例によってアタマがぼーっとしました。帰りの山道は暗くなるし、なによりブレーキが与えるクルマへの影響を心配するカーキチなオットのせいで淡水経由で帰宅。所要時間は倍以上。

途中で十八王公に寄りました。ここは以前俺がタイワン土狗特集の雑誌で見かけて行きたかった、犬の神様を祀っているところなのです。ああなぜデジカメを持参しなかったのか俺!!! ロードランプに犬!敷石に犬!神様も犬!地下室もあるよ!小振りの肉粽が名物で、安くておいしかったです。

でもここは実は別に犬にやさしい神様というわけではなく、なんでも大昔に水難事故でどーかした18人の偉いひとを助けようとしたかなんかした犬がエライねってことでできた神社(みゃお)とか。なので昔はタクシーの運転手とか、運輸関係のひとが交通安全を祈願して訪れた場所だそうです。とオットが記憶をたどって言っていたので事実のほどは定かではありませんが。でも犬連れて来てるひとがけっこーいた。

雑誌で見た十八王公には、地上10階建てのカッコイイ犬神展望台があって、それを楽しみにしていたのに、我々が行った場所にはそんなものありませんでした。タイワンに十八王公はいくつかあるみたい。オットを思う様罵りました。オットは子供の頃にここに来たことがあるだけなので、まさかタイワンにいくつも十八王公があるとは思わなかったらしく、キツネにつままれたような顔をしていました。

りょーちんの腕のことと、オットとりょーちんの仲がよくなりますようにとお祈りしました。効け。はやいとこ効け。