親が死んだらふたりきり&ムスメとオット

うふふ。

■兄弟の 絆と言う名の 恐怖支配
一句詠んでしまった。

弟のやつ、なんだかんだ言ってさっそく入札してくれてた。「オッケーわかった」とは絶対に言わずに結局引き受けるくせに頼まれるとまず文句を言うのは父親譲りだなあ。俺もか。

俺は弟とは犬猿の仲だと思っていたのだが母やオバに言わせると「あの子は昔からねえちゃんにはかなわないと思ってるフシがある相当なねえちゃんコンプレックス」なんだそうで、それを知ったとき(去年)は驚いた。弟のことはなにかにつけてイライラさせられるからキライだけどヤツは秀才でオタクで社交性はないけどちゃんとお勤めもしてて一目置いてたというか「ああ俺はこんなんなっちゃったけどアイツがいるから両親もプラマイゼロだろ」とか思ってたから。「ねえちゃんはしょうがねえな」とか思われてると思ってた。どう思われててもいいくらい接点ないんだけど。

でも最近、あんなやつでもパパママが年とったらふたりでいろいろ相談とかしないといけなくなるし、パパママが死んじゃったら地上に血の繋がった身内はふたりっきりになっちゃうわけで、アイツ結婚しそうにないし、したらアタシも日本にいないからって知らん顔できないし、保持連絡な姿勢で臨まねばなあと思い始めてネットショップとか依頼。←意図が読みにくいが。

やっぱどんなんでも兄弟姉妹はいたほうがいいなあとおもいました。でもかわいくないんだよ…

■オットへこむ
りょーはやはりいまだにオットとサシになるとチビります。最近しばらくやらなかったのですが、なぜかというと俺がつきっきりだったからなのですが、先日アタシが寝てるときにオットが帰宅して、よかれとおもってオットがおやつをあげようとしたら、そこでやりました。オットはそれでへこんでしまいました。

だからそう簡単なもんじゃないってー。「わざとやるんだ」とオットは言います。わざとなわけないじゃん。だって量はほんのちょびっとだし、レギュラーオシッコはちゃんとトイレでしているよ。りょーは申し訳なさそうに俺を頼りつつしっぽを振っていました。だいじょうぶ、怒ってないよ。どうしたらいいかわかんなくなっちゃったんだよね、となぐさめたところ、スネたオットが「りょーズルイ。わざとやってるくせにママの前ではイノセントぶるんだ」

だーら!!! わざとじゃねえって言ってんだろーがーーー!!!

つい怒ってしまいました。したらオットのヤロウ、「もうしばらく犬のことはいないものとする。犬の話はしないでくれ。僕らの間には冷却期間が必要だ(※注:僕ら=りょーとオット)」と言い出し逃走。おめー最初に犬飼うってはなしになったとき、サポートするって言ったじゃねえか!!! ひとの言うこと聞かないで勝手なことしてりょーにいじわるばっかしてるくせにちょっとビビリオシッコさせたくらいでつまんなくなったら責任放棄するのがおめーの言うサポートかっ!!! そんなんだからいつまでたっても犬がなつかねーんだよっ!!! と思う様罵りましたが、冷静になって考えてみれば、オットも、やっとりょーが慣れてきてかわいいな、と思ったらチビられて、ショックだったのだろうなあと。繊細なムスメとオットの間で揺れ動くだけならいいけど思い余って怒鳴り散らす悩める俺なのでした。どうしたもんかね。

りょーに必要なのは自信なんだと思う。自分は弱いって自分で思ってるから、ビビるんだ。かといってアグレッシブな犬になってほしいわけではなく。どんな状況でも、りょーはなんでもできるいい子なんだから誰もりょーをいじめないんだよと知らせたくて、オットの前でワザをやらせてメチャ褒めしたり、閉館間際の故宮の雑踏でオスワリさせて待たせたりしてます。ちょっとずつ前進してると思う。他の犬が通ってもオスワリし続けたのーエラかったのー。外での訓練は有効らしい。

ただ問題は、俺がいっしょにいるとたいていのことは平気だという点。俺がいなくても自信を持ってほしいんだけど、そこをどうしたらいいのか、わかんないねえ…。

もうねえ、どんなしつけもどうでもいいから、オットとりょーの仲を、俺とりょーレベルまで改善させられるドッグトレーナーいたら、いくらでも出す。30万くらいなら喜んで出すよ。