ぷりんさんの時代

ばにさん亡き後この家の娯楽&憩い&目の保養&夫婦間の話題提供etcを一手に担うべきオフタリサン、ぷりん&なおは、ばにさん亡き後、変わりました。

母がそう言ったときは「うそこけ。ばにーにかかりっきりだったのがヒマになってぷりんたちに目が行くようになったからそう思うだけだ」と一蹴していたんですけど、あいつら確かに変わった。ばにさんが大変だったときはひっそりしてたもん特にぷりん。いつもネコ部屋の窓際の定位置で寝てたのに、今週全然寝てねー。わざわざあたし&母を追いかけては先回りしてウフンウフン色気を振り撒き、「さあホメろ」としつこい。ホントしつこい。でもかわいいから今日も2時間くらい写真撮りまくってたニャン。

なおちんも、やたらソファに上がるようになりました。いつもはネコタワーのてっぺんからボケーとこちらを見てる子だったのに、誰かがソファに座るとわざわざ来て、ウフンとします。分かるのかな、あたしたちに、理由はどうあれ余裕が出たことが。特にプリンなんかもう「俺の時代!」みたいな感じであからさまに出たがりになってます。若くないのにー。

ばにさん・ぷりん・なおのメンバーのなかでは、ぷりさんだけが「家族の誰にも恩のないネコ」です。ばにさんが連れてきたネコだから。当時家にはこねさんがいて、ぷりさんは3番目のネコだったのでしつけの必要も無く、尿管結石をやった以外は特に事件も起こさない、控えめなポジションの子でした。今思い返すと、あのころばにさんが帝国拡大中でトチ狂って連日遠征で帰宅するたびに「オスネコ!!!」と目の色変えてこね&ぷりさんを攻撃するから避難でたいへんだったしこねさん手術したり病気したりでぷりんの記憶があんまりないよ!ごめんぷりん!!!

そんな出自と環境からか、ぷりんは「特に家族の誰が好き」というのがないみたいです。ないもんで、ばにさんみたいに「女どもに抱っこされれば満足」とか、なおの「パパの股ぐらで満足」みたいなのがないので、どうしたらいいかわからず、気を遣う。基本的にホメられ好きなのですがプライドが人一倍高くて「誰もが俺を愛して当然」と思っているフシがあるため、ご機嫌を損ねるとたいへん。なんの前触れもなく爪が出ます。

いままで手がかからないからって手をかけなかったぷりんさんを、今後は積極的にいじくり倒そうと思います。6ヶ月帰らないと怒るので、今後帰省のプランに失敗は許されないです。