あつかましい連中

今日はATにあつかましい連中が来ました。子供グループとその親数名というご一行で、どうも雰囲気がAT関係者もしくはボランティアさんではない気がしていたのですが。
聞けば、学校のプロジェクトだかなんだかしらないけど、各自テーマを決めて短編フィルムを撮って競うコンテストみたいなので、野良動物問題について撮りたいからってATに来たという。親のひとりがプロのカメラマンかなんかで、機材なんかも素人離れしてて。まー素人じゃないから、子供と動物なんていうあざといテーマ思いつくんだろうけど。スタッフのRが狩り出されるしオフィスしかエアコンないからそこから出て行かないし子供はうるさいしで仕事になんない。関係ない2歳児連れの親なんか子供とアホみたいに遊んでるし。ここはキッズルームじゃないんですけど… とただでさえ子供嫌いな俺は開始5分でうんざりざます。

俺が業務連絡でLと中国語&英語のちゃんぽんでしゃべってたら日本人だってばれて、監督的なポジションの親が俺にじゃなくてRに「ATってすごい国際化されてるのね、外国人もお手伝いに来て云々」言い出したから、ああこれは俺にもなんかしゃべれって言ってくるなって思ったら案の定、R経由で出演依頼が。日本の野良動物事情についてコメントくれって。日本ではこういう活動してなかったからしゃべれない、つーか仕事中なんでって断ったよ。図々しい… つーかさっさとR開放して帰れ!

もー子供うるさいしさー。撮影もグダグダだしさー。でも俺がキレたのは、やっとオフィスでの撮影が終わろうというとき、ひとりの親が「じゃあ次は散歩の撮影よ!みんな1匹づつ流浪狗連れて散歩に行きましょう!」って言った言葉。

うちの子たちは流浪狗じゃありませんっ!

それ聞いて、あいつら絶対関係者じゃないと確信。関係者はATの子たちを野良犬なんて呼ばない!RとLに確認するとやはり、別に過去にボランティアでATに来たことがあるでもなく、単に撮影のために来た連中だって。すると意外なことにRが

「流浪狗って中国語ではそんなに悪い意味じゃないよー。あたしは流浪狗はいいけど、野犬とか野猫って言われるとキレるな。このまえもCNR中に近所のひとに『野猫に餌付けするのやめろ』って言われて『野猫ってなんですか!じゃあ家のない人間は野人ですか!』ってキレたよー」

と笑うのでした。キレどころが違う…

で、このあつかましい一団はその後「これ人間のおやつ?」と言って、ボランティアさんが差し入れたhelp yourself おやつを、食ったのでした。あつかましいにもほどがある。あたしはそれ見てうんざりして帰宅したけど、あいつらいくらか寄付はしてったのかな。してねえだろうな。

イベント時はともかく、センターにまで来るひとたちで、あんな非常識であつかましいのは初めてでしたわ。Rたちは仕事とはいえ、あんなのに笑顔で対応してて頭が下がるわマジで。小声で「おつかれ」って言ったら小声で「マジうぜえ」って言ってたけどな。彼女たちにも限界があらあな。