温厚りょー

行きつけのペットサロン、クルマ停めやすいし獣医の近くだしなにより上手なので利用してたんだけど、最近予約が取れにくくて、そのうえ毎回小さなミスでマイナス点を重ねており、店換えようかなーと思ってたところで、また今日も。
りょーのピックアップのときにさ、店内の、柵で仕切られた向こう側に店の犬や常連の犬がバラバラに入ってるんだけど、その中にりょーもいて、りょーはあたしが迎えに来たから喜んで柵のところであたしを待っていたの。本気出せば飛び越えられる、腰より低い高さの木製の柵で隙間はなく、柵の向こう側は見えないようになってる。

お店のひとがりょーにリードをつけて柵を開けたとき、りょーが引っ張った動きアンドお店のひとの足元がプードルの群れで不安定だったことで、お店のひとがよろけて脇にあった棚に脚をぶつけたの。「あいよう大丈夫?」って振り返ったらちゃんと閉まってなかった柵の隙間からプードルが飛び出して、アンアンアーンって吠えながらりょーの首にガブッて。

俺のテリトリーで勝手なことしやがって!ってことだろうねえ。お店のひとのダメージを、りょーのせいだと思って一矢報いるつもりだったのかも。キミの気持ちはわかる。でもこっちはお客ですよ…

りょーはいきなりドーンと当たられてガブリとやられて、さすがに怒っていつになくわざとらしい声で「ゥワンッ!」と一声吠えました。でもそれがなんか…おばあちゃんが孫を叱るようなトーンで…俺は腰が砕けそうになりました。もっとガツンといこうよ、こっちはお客さんよ?

プードルはりょーに吠えられるとサッと回れ右をして自ら柵の中へ走って戻りました。りょーの吠え方で無傷だっていうのはわかったけど、一応ケガがないかはチェックした。お店のひとも慌てて来て謝ってくれたんだけど、台湾人だからね…余計なことを言うのよねえ

「ちょっと脅かしただけですよ」

ってね…。ちょっと脅かすだけで警告もなしに一直線に首咬みに来ねーよ。しつけのなってねえ社会性の無いイキガリ犬の典型的なスタンドプレーじゃねえか。しつこいようだがりょーは客だぞ。咬んだ場所もオマエ、よりにもよって首だぞ首。それを一笑に付そうだなんてなめられたもんだよ。呆れたよ。「こわい犬ね。ダイレクトに首に来るって相当だよ。ウチのが温厚でよかったねと言い残して帰りました。

今回は一応未遂だったけど、どーすっかなー。サロンいっぱいあるけど、腕が良くて車停めやすくて生体販売してない、3拍子揃ってるとこって他に近所にあんのかなー。普通に犬洗ってもらいたいだけなのになー。なんでこんなことになるのかなー。