歯周病、中国語では牙周病

ノバは猫エイズなので、常に発病の恐怖が付きまとっており、体調崩したらスピード勝負だと思ってます。

あの日の俺は神懸かっていた。朝ノバの顔を見ただけでコイツ病気だとピンときた。病欠中の息子に朝メシを食わせてそっこー獣医へ。

その頃にはノバの右半分の顔が腫れていた。抱いたら熱かった。いつもなら夜の間に空になるごはんのお皿が手つかずだった。食ってない。また口内炎か、ついに発病かと緊張が走りました。前回の口内炎は2年前の夏のことでした。
獣医さんで熱を測ると案の定熱があって、歯周病がひどいことになっていて、奥歯が真っ黒になっていてマジで息を呑んだ。元々口が臭い子だったし歯も茶ばんでいたけど、あくびのときとかに見てた限りこんなにひどくはなかったはず。こんな急に悪化するもんなの?

今回も血液検査の結果はかなり普通。内臓疾患はなさそうだけど、おかげで発熱の原因の特定に至らず、とりあえず点滴&抗生剤してもらって帰宅することに。帰宅後いきなりトイレ&ごはんで、薬が効いていることにホッとしたけどそこまでだった。夜にはまたぐったりして寝込んでしまった。顔も腫れ出した。

翌朝また獣医へ。歯周病の炎症が原因との診断。ネコは基本、食事は丸呑みなので、歯を抜いたところでどうってことないらしい。抜歯も日帰り、抜歯後もドライフードで大丈夫、すぐに日常生活に戻れるという(抗生剤は飲ませる)。歯周病を放置することでバイキンが常に体内に巡ること、普段は影響しないそのバイキンは体力が落ちたときに暴れ出すので、対処療法としての抜歯が有効なんだそうだ。

まだ5、6歳のノバの歯を抜くというのは抵抗があったけど、あんなに真っ黒に溶けたような歯を見ては、他に手段もないし、抜いてもらうことに。他に手段もなかった。猫エイズの子は歯周病が多いそうだ。たしかに過去の子たちも末期には全員口内炎になり、食事が取れなくなっただけでなく、潰瘍みたいになって最終的にそれらが顔じゅうにも広がって潰れて血だらけになっていた。粘膜全滅してた。だから覚悟はしてた。ノバはまだ内臓が健康なだけ希望がある。

抜歯は先生が思っていたよりも多い数の歯を抜くことになって、術後2日くらい軽い出血があった。抗生剤はものすごいアーティフィシャルなイチゴ味で、注射のシリンダーで与えるんだけど、考えてみたらノバは今回が初めての投薬で、錠剤がいいのかシロップがいいのかも答えられないダメ飼い主な俺であった。ノバはドアに足を挟まれても2秒で忘れる男なので(脳がどこかおかしい)何度薬を飲まされても、俺がイチゴ臭いシリンダーを持って接近しても、ぜーんぜん平気なのでした。

つーかネコがイチゴ味を喜ぶのか…?甘いもの好きな子、たまにいるけど…。すんごいにおいなんですけど。息子が今回出された抗生物質の味を嫌がって手こずったので、こっちと交換したいほどだったよ

歯周病口内炎を防ぐ手段はもう漢方だけですね。クマザサがいいらしいですよ。来週ノバをまた医者に見せるので、そこでオススメがあったら買うけど、これも検討中。猫エイズ持ちの飼い主の間で割りと有名な薬。ササヘルス。まあなんつうか、こっちふうに言うと、「体内の火氣を抑える」的なかんじ?