ヒバカリそれは水辺のヘビ

暑さで涼を求めて家の中に入ってくるのは虫だけじゃないのです。

ヒバカリの赤ちゃんです。毎年1匹はうちに来る。3匹は死体で見つける。生きてるやつを見るまでは、輪ゴムが切れて乾燥したやつだとずっと思ってたくらい小さくて生物っぽくないです。
噛まれるとその日ばかりの命、という言われからヒバカリという名がついたらしいんだけど毒は無く、飼ってるひとによると噛まれても気づかないくらい痛くないんだそうだ。そんなヘビがいるだなんて。でも食欲は旺盛でオタマジャクシとかメダカとかミミズとかカエルとかバクバク食うそうだ。あんな輪ゴムみたいのがバクバクってマジで想像できない…

迷子の赤ちゃんヒバカリは俺が水を振りかけると驚いてビチビチ跳ねて、でもすぐに水玉に顔を突っ込んで動きを止めると、ちっこい頭の先からこれまたちっこい、もう産毛レベルのミクロな舌を出して、シャカシャカシャカシャカ水を飲んだのでした。舌こええええええマジでヘビだこいつううううううう不意に現実を突きつけられ涼しくなりました。

水辺のヘビでめちゃ泳ぐ&水に頭を沈めて獲物を捕食すると聞いていたので、赤ちゃんヒバカリも、乾かしてはならないとばかりに水責めにしましたが、飼育方法を読んだらそこまでしなくてよかったらしい。うっかり溺死させるところであった。あぶないあぶない。発見が夜だったので、リリースは翌朝の散歩まで待ってもらわなくちゃいけなくて、それまでに干からびたらいかんとビタビタにしてしまった。まーよく考えたら、死んでる子らはいつも3階で発見されていたので、あの小さな体でそんな移動距離をこなせるほど乾燥にも耐えるというわけで。でもこんなちっこいんだもん〜。

放す前に写真撮ってて、指に絡ませようとしたらうっかり水に落としてしまった。濡らしすぎたのが仇になった。赤ちゃんだけどちゃんと泳いでた。達者で暮らせ。

ヒバカリについて興味の湧いた方はこちらのリンク先へもどうぞ〜。読みふけりました。無断リンク御免

■ AllAbout 日本の美ヘビたちのピンチ!ヒバカリの飼育
■ 『にくしゅれ』時々『ヒバ』様 カテゴリ「ヒバカリ」 飼い主さんもヘビ氏も超ラブリー。必見。